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ととだし製造の舞台裏から

越前魚醤「ととだし」はくさくない。むしろ、醤油のにおいに似たいい香りがする。
実は、発酵の途中は、それはもうくさい。魚が発酵しているのだから仕方がないが、衣服にでもついたら誰も近寄ってくれないほどだ。
それが不思議なことにしばらくすると、醤油のような匂いがしてくるのである。海産物加工場の一角を間借りしての作業場だが、工場いっぱいにいい香りがする。匂いから香りに変化したのである。
魚が発酵するとなぜ魚の匂いが消え、醤油のような香りがするのか、ほんとうに不思議だ。
ろ過すると、濃い口醤油と薄口醤油の中間ぐらいのきれいな琥珀色の液体が出てくる。これが越前魚醤だ。もちろん醤油のいい香りとともに。

BY 越前町商工会 畦地和人


 ととだしポンポン事件

試作の段階には色々な逸話が残されている
そのひとつが「ととだしポンポン事件」。瓶詰め後に殺菌を行っていたのですが、キャップが合わなかったのかせっかく瓶詰めをしたのに次から次へと「ポンポン」とまるで花火のようにキャップが飛び交うのでした。熱いやらやかましいやら大変でしたが今となっては笑い話となっています。

>>> その後ビンとキャップの見直し、殺菌方法の改良によりこのようなことはありません。ご安心ください。

 泉教授の食に対する思いはすごい

小泉教授のグルメぶりにはいつも驚かせられるのですが、テレビなどで拝見していると、ウァーこんな物までと思えるものまで口にしていらっしやる。それは我がととだしの製造現場でも同じことで例えばあのととだしの絞りかすなどでも「ペロリ」となめている。それは、ちょっと私たちでも敬遠したくなる代物だ。この場所でたらの塩干しなども作っているのですが、それをこそっとつまんで「ここのは塩辛くてくえん!」あの〜それは塩抜きして食べるんです・・・・。一同声には出さなかったが唖然!でも冬にはちゃんと「越前ガニ」もめしあがっていただいていますよ!

 ととだしは偉大です!

NHK名古屋放送局の「夕方チャンス!」に出演の時、ととだしを使ったかに鍋を作りました。後日だれがあの鍋を作ったのか話題になったのですが、なんと畦地さん(男性・料理の腕前?)だったのです。「うら食いとね〜(訳・僕食べたくない〜)。「腹壊さんかったんか」とかみんな言いたいことを・・・。畦地さんいわく「お湯沸かして、ととだし入れて、かに入れてグツグツ・・・。」一緒に出演していた人が「けっこううまかったぞ!」・・・ととだしは偉大な調味料です!

 

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